図書館の達人になろう
小学校高学年・中学生のきみへ
たくさんの本がならんでいる図書館は、情報の宝庫。上手な利用方法や、本を使った調べかたを知って、キミも「図書館の達人」になろう!
こども図書館ってこんなところ
5-Daysこども図書館は、全国でもめずらしい、子どもの本を中心にした図書館です。
子どもと本を結ぶさまざまな行事を行っており、平成18年と令和2年に「子どもの読書活動優秀実践図書館表彰」を受賞しました。
図書館のお仕事
- 本の貸出や返却
- 調べもののお手伝い・読書相談
- 本の整理や受入れ
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読書が楽しくなるように… いろいろなもよおし
- おはなし会
- 中学生・高校生には「ライブラリー・サポーターズ」
- 大人には「児童文化講演会」
「一日図書館員」「やっぱり本が好き!(講演会)」などがあるよ!
図書館の利用方法
図書館の本について
本の装備(そうび)・登録
本の装備(そうび)
図書館の本は透明なフィルムやビニールのりを使って、傷みにくくしたり、本を管理するためのラベルもはります。このように、本屋さんから買った本を図書館で使えるようにする作業のことを装備(そうび)といいます。
本の登録
図書館にあるすべての本に1冊1冊違う資料コードという番号があたえられています。この番号を使って、本の管理をします。現在こども図書館 では、コンピュータを使った本の管理をしていますので、1冊1冊の本の、資料コードや本を置く場所、分類(テーマ)などの情報をコンピュータに入力します。これを登録といいます。
装備(そうび)・登録が終わるとみなさんに読んでもらえるようになります。
本のラベル
バーコードラベル
資料コードを機械で読み取りやすくするためにバーコードラベルにして本にはります。
背ラベル
分類記号や図書記号が書いてあり、その本の内容(テーマ)や著者を表します。このラベルにしたがい、図書館の本は棚に並んでいます。
ラベルにはふつう3つの情報が書かれている。これをまとめて請求記号というよ。
本の並び方のしくみ
図書館の本には「住所」があります。「住所」は本の内容(テーマ)によって、それぞれ異なります。「住所」は、本の背ラベルにある「分類番号」で表示されます。
日本の図書館はおおむね、日本十進分類法(NDC)というルールで分類記号を表示しているので、NDCを知っていると、とっても便利です。
棚の並び方
図書館での棚の並び方は、分類記号の000から999の順番で並び、さらにその中で著者名(図書記号)の五十音順に並んでいます。
特定の本を探すなら…
テーマで調べるなら…
調べるコツは…
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「知りたいこと」をハッキリさせよう。
たとえば、「米」を調べるなら、「育て方」なのか「お米の流通」なのか「食べ方」なのかで、本がおいてある場所が違うんだよ。 -
いろいろな本で調べよう。
同じことでも、本によって書き方が違うよ。 -
何を見ればいいかわからないときは
まず、百科事典をみてみよう。 最近のことを調べるなら、新聞もいいね。
調べたい項目を索引で調べると、何ページにその項目があるかがわかります。
資料いろいろ
参考図書
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百科事典…一般的な知識を得るための本。50音順に並んだものと、科目別にまとめられたものがあります。
- 歴史を調べるなら ―― 歴史事典、年表
- 人物を調べるなら ―― 人名事典
- 図鑑…写真やイラストを中心に、特定の分野の説明をした本。
- 辞典…言葉の意味や使い方を書いた本。
- 年鑑…1年間の出来事・統計をまとめた本
新聞
世の中の動きや最新の情報を知ることができます。
雑誌
- 一般誌…世の中のことを広く紹介しているもの。
- 専門誌…専門のテーマについての最新の情報などを紹介しているもの。
インターネット
調べたい事項に関する大まかな知識を得ることができます。
※有害な資料(情報)や偽りのある場合もあるので、必ず複数のサイトを調べ、本でも確認しましょう。
最新情報を知りたい場合は、この順番で探してみてね。