お知らせ
2022年12月 1日
ライブラリー・サポーターズのおすすめ本 令和4年11月
こども図書館の行事や館内作業をサポートする、中学生・高校生のボランティアによるおすすめ本をご紹介します。
ライブラリー・サポーターズについては、こちらをご覧ください。
おすすめ本
- 『砂のお城の王女たち』 赤川 次郎/著 新潮社 1988年
海外赴任から5年ぶりに帰ってきた青年。久々に入った自分の部屋は、買った覚えのないインテリアで飾られ、掃除がされていた。不思議に思う彼の前に現れたのは、小学生の女子2人。彼女たちは「あなた誰?『私たちの家』に勝手に入らないでよ!!」と言ってきて...⁉
(にじいろ)
- 『よりぬきマザーグース』 谷川 俊太郎/訳 鷲津 名都江/編 岩波書店 2000年
「きらきらひかる、お空の星よ♪」という有名なこの歌、実は日本の童謡ではなく、マザーグースという詩から来ています。英語圏では、「ナーサリーライム」(nursery rhymes)と呼ばれ、伝承童謡として楽しまれてきました。この本では、50編のマザーグースを、英語の原文と一緒に載せられています。巻末に解説もあるので英国の文化を覗き見ることもできます。是非読んでみてください。
(優)
- 『ふたり』 赤川 次郎/著 新潮社 1991年
実加は交通事故で死んだ姉千津子の声が聞こえるようになった。妹と亡くなった姉の交流を通して妹が成長していく。姉妹の交流はまるで姉も生きているみたいですが、やはり姉は亡くなっているというところが重要になってきます。妹や家族が姉の死とどう向き合うか、事件に立ち向かうか。ぜひ読んで確かめて下さい。
(Y.K.)
- 『チビ竜と魔法の実』(シノダ!) 富安 陽子/著 大庭 賢哉/絵 偕成社 2003年
キツネのママと人間のパパをもつ小学五年生のユイ。ある日、家にちっちゃな竜が入ってきて...
ユイの家族が力を合わせて災いに立ち向かうところがかっこいいです。
(M・W)
- 『ほんとうの空色』 バラージュ/作 徳永 康元/訳 岩波書店 2001年
貧しく、成績も良くない少年のフェルコー。絵を描く時に友達のカリから借りたあい色の絵の具を無くしてしまう。途方に暮れるフェルコーに用務員のおじさんが「ほんとうの空色」という花を教えてくれた。その花はお昼のかねが鳴って1分しか咲かない不思議な花。この花を使った絵の具でかいたものは、絵の中で天気が変わり、実際に体感できるのだ!この秘密に気づいたカリは先生のシルクハットの中に絵の具を塗って帽子をびしょぬれにしたり、雷が落ちて、絵が燃えて黒こげになったり...。
ユーモアを交えつつも少年少女の気持ちを描いた作品。
(M.S.)
- 『夏休みの空欄探し』 似鳥 鶏/著 ポプラ社 2022年
この作品は、『戦力外捜査官 姫デカ・海月千波』や『午後からはワニ日和』の作者である似鳥鶏さんの作品です。
この作品は、クイズ研究会会長の高校2年生の成田頼伸と同じクラスの成田清春と偶然あった立原姉妹の4人で夏休み中に謎解きに挑戦していくストーリーです。
最後には、想像できない結末が待っているので、ぜひ読んでみてください!
(K・R)
- 『レ・ミゼラブル』 ビクトル・ユーゴー/作 塚原 亮一/訳 片山 若子/絵 講談社 2012年
主人公の人生がどんどん変わっていく物語です。漢字のよこによみがながふってあるので、小学生の方でも読むことができるのがおすすめです。所々にイラストが書かれているのであきないで読むことができます。20個以上の小さな話がつながり大きな話になります。1個の物語10ページ前後なのでとても読みやすいのでぜひ読んでください。
(M・K)