お知らせ
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2022年12月25日
こども図書館
ライブラリー・サポーターズのおすすめ本 2022年12月
こども図書館の行事や館内作業をサポートする、中学生・高校生のボランティアによるおすすめ本をご紹介します。
ライブラリー・サポーターズについては、こちらをご覧ください。
おすすめ本
- 『贅沢貧乏』 森 茉莉/著 講談社 1992年
この本は、森茉莉のエッセイ集です。彼女が用いる独特な描写や表現によって、エッセイの中に物語のような美しさが含まれています。私が特に好きなのは「黒猫ジュリエットの話」で、飼い猫であるジュリエット目線で日々の暮らしが語られ、そこにジュリエットの感想が含まれているところに不思議な客観性が感じられます。また、全体の至るところに父の鴎外のエピソードも組み込まれ、それらもおもしろいです。
優雅で少し不思議な生活を感じることができる1冊です。
(マスカット)
- 『風の谷のナウシカ』 全7巻 宮崎 駿/著 徳間書店 1983年~1995年
映画で見るよりもおく深く映画だけでは分からないような内容が書かれています。マンガなのでよみやすく小さい子供でも読むことができるところがおすすめです。物語の続きの内容もかかれていて映画を見た人も楽しめる作品です。映画でながれた場面も、一つ一つかいているので映画の内容を忘れた人も、もう一度映画を見たように楽しめます。
(M・K)
- 『ピアスの星』 赤羽 じゅんこ/作 tamao/画 くもん出版 2011年
この物語はハミと親友のサヤがメインで進んでいきます。この2人の共通点は「変わりたい」ということ。それぞれの方法で変わろうとしますが、サヤはつまずいてしまい...。今、「変わりたい」と思っている人だけでなく、そうでない人も、自分のやるべきことがきっと見えてくると思います。2人の思いと周りのそれぞれ違った考え方をする人々との関係の変化にも注目して読んでみて下さい。
(N.H.)